「ClockworkMod Recovery」の導入
ようやく「XPERIA arc」のイメージバックアップが可能に!
予め断っておくと、Bootlooderアンロックは行っていないし今のところ予定も無い。したがって「ClockworkMod Recovery」のメリットはイメージのバックアップとリストアのみになるが、端末起動無限ループに陥った際の「SEUS(Sony Ericsson Update Sevice)」による初期化作業とシステム再構築の煩わしさから解放され、システムファイル書き換えなどのリスクが大幅に減少することから、ディープなカスタマイズがし易くなる。
そんな訳で「ClockworkMod Recovery」を導入して、バックアップからリストアの考察を行ってみる。
- 「ClockworkMod Recovery」の入手。
- xda developers(http://forum.xda-developers.com/)より入手可能。
- 今回はインストール作業がバッチ化された「ClockWorkMod Recovery 5.0.2.6 Easy installation for Xperia Mini/MiniPro/Active/Live With Walkman」(http://www.mediafire.com/?73xv18tht0e8zt4)を利用。
- ファイル名は「CWM-Install.rar」(1,516,048bytes、MD5 : 8D0513D607BB1A34723F97D0643E0615)。
- 事前準備(全てホストPC上の作業)。
- 「Android SDK」を導入(http://d.hatena.ne.jp/atsurin/20110427/)。
- 入手した「CWM-Install.rar」をPC上の任意の場所に解凍。
- 「XPERIA arc」本体の設定。
- スリープは無効にして、常時起動の状態にしておく。
- [設定]−[アプリケーション]−[提供元不明のアプリ]を有効にする。
- [設定]−[アプリケーション]−[開発]−[USBデバッグ]を有効にする。
- 「ClockworkMod Recovery」のインストール。
- 「CWM-Install.rar」を解凍してできた「install-cwm1.cmd」を実行(PC上のエクスプローラー上でダブルクリック)。
- 「install-cwm2.cmd」は「XPERIA arc」用ではないので実行しない事!
- DOS窓が立ち上がり、「Please connect your devices and enable usb debugging」と表示されたら、「XPERIA arc」とPCをUSB接続する。
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- インストールが始まる。画面の指示に従い操作しDOS窓が消えたらインストールは完了。
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- 「XPERIA arc」とPCとのUSB接続を外す。
- 「XPERIA arc」本体の再設定。
- [設定]−[アプリケーション]−[提供元不明のアプリ]を無効にする。
- [設定]−[アプリケーション]−[開発]−[USBデバッグ]を無効にする。
- 一度「XPERIA arc」が正常に通常通り起動する事を確認する。
端末の電源OFF・ONまたはリブートを行い、ソニエリロゴが表示している時にボリュームボタンの下(音量小ボタン)を数回押下すると、「ClockworkMod Recovery」が起動。メニュー選択はボリュームボタン、決定ボタンはホームボタン、メインメニューへの移動はバックボタンが割り当てられています。
バックアップも問題ありませんでした。尚、バックアップ先はSDカード上の「\clockworkmod\backup」以下に、バックアップを行った日時が名前のフォルダが作成されて保存されます(時間表記がおかしいけど、ご愛嬌!?)。リストアも無問題!
これで躊躇していたあんな事やこんな事(?)を試しやすくなった。めでたし、めでたし♪