Internet Explorer 8の導入
「Internet Explorer 8（IE8）」リリース後、例の如く静観（http://d.hatena.ne.jp/atsurin/20090328/）していたが、バグフィクスも進み頃合いかと思いVistaにのみ導入することとした。XPには互換性の問題が危惧されるのでIE6で頑張ってもらいます。
さて、IE8では、
- 互換表示機能 ： 以前のブラウザー向けに設計されたWebサイトの互換を実現
- セキュリティ機能 ： SmartScreenフィルター等
- プライバシー保護機能 ： Web閲覧履歴を残さない「InPrivate ブラウズ」等
- Web スライス ： 様々な更新情報を確認
- アクセラレータ ： Web閲覧作業を効率化
- ビジュアルサーチ ： 快適な情報検索を実現
などのセキュリティ強化と操作の高速化・簡易化を実現する新機能が搭載され、IE7よりは完成度が高いタブブラウザとなった。
実際に使用してみたが、IE7からのインターフェースに大幅な変更点はなく抵抗なく使えるのが第一印象。次に安定性の向上だ。ブラウザごとクラッシュするIE7に比べ、マルチプロセス化されたIE8は該当タブのみクラッシュするのでクラッシュやセキュリティの影響をタブ内に限定することが可能になった（そもそもクラッシュする事自体が少ない）。そして何よりもスクリプトエンジンの性能が向上した恩恵だろうか、ウェブページの描画が速い速い。IEに高速化を期待していなかっただけに、このパフォーマンス向上は非常に有用だ。
それ以外にも面白い機能なども多数搭載されてはいたが、要は「高速・安定・軽量」且つ、OSとの親和性が高いブラウザであればいいのであって、それ以外の機能には然程興味はない。往々にして利便性を追求するあまり「重くなる」アプリケーションが多いが、今回のIE8もご多分に洩れず「重い」感は否めず（描画速度ではなくリソースの問題）スマートなブラウザとは正直言えないのが唯一気になるところ・・・
まぁ、今のところは然したる問題もなく、過去のIEに比べれば優秀であることは間違いないので暫くは様子見・・・何れにせよ、VistaのSP2適用時同様にIE8もカスタマイズが必要不可欠ですね。
