あつりんの備忘録♪

日々の出来事や忘れちゃぁならん事などなど、ゆる~く書いていきます♪

地デジ視聴不可の技術的理由

先日購入したバッファロー社(http://buffaloinc.jp/)のパソコン用地デジチューナー「DT-H70/PCIEW7」が、我が愛機の環境では視聴不可(http://d.hatena.ne.jp/atsurin/20101112/)の技術的理由が判明した。
結論から言うと、Nvidia製G80コアを搭載したビデオボードでは地デジ視聴不可なんです、はい。
G80コアの動画高画質化(再生支援)エンジン「PureVideo」が、能力が低い一世代目(過渡期の物)の「PureVideo HD(VP1)」の為、ビットレートが40Mbps(ハイビジョン)に達してしまう地デジのデコードを効率よく処理できないことがその理由の様です。
そもそもデコードはCPUに高負荷を掛けてしまう処理で、比較的新しいCPUでもCPU使用率が大幅に上がってしまい、結果的にPCレスポンスが極端に低下してしまう。それを回避させるために、最近ではビデオボード側でデコードさせるというのが一般的。逆に言うと、ビデオボード側でデコード処理が上手く行かない(出来ない)とCPU使用率が上がってしまい、正常に地デジ視聴することが出来ないという訳。
で、我が愛機のビデオボードであるLEADTEK社(http://www.leadtek.co.jp/)の「WinFast PX8800 GTX TDH」は、確かにHDCP対応を謳っているものの、搭載されている動画高画質化(再生支援)エンジン「PureVideo」は、ご多分に漏れず処理能力の低いG80コアで「PureVideo HD(VP1)」・・・CPU使用率をほんの少しだけ下げる「支援」能力しか持っていないために、地デジが見れなくて当然なんですね。ただ、デコード中にオーバーフロー等でエラーになり視聴できないのか、ビデオボードチップやCPU使用率を監視するプロセスがバックグラウンドで動作していて視聴できないとアンサーバックするのかは不明。いずれにせよ、バッファロー社のオフィシャルサイトや「DT-H70/PCIEW7」のパッケージに制限事項として掲載していないのはどうかなと思うし、地デジ対応チェックツールで視聴可能という結果がでるのも不親切な話です。
尚、後発のNvidia製GeForce8500GT、8800GT、9600GT、9800GTXやノート用のGeForce8800M GTX、8800M GTSの場合は、進化した「PureVideo HD(VP2)」(G92コア)が搭載されているのでデコード処理能力が高く、CPU使用率が殆ど上がらない事から地デジ視聴可能。
世代交代の堺目で大枚叩いて購入してしまったオイラの不運といったら・・・合掌・・・