Windows XPインストール時の注意(HDD関係)
Windows XPをインストする際には、「Big Drive」と「NCQ」の設定に注意が必要。
「Big Drive(ビッグドライブ・48bit LBA)」は、OS・BIOS・チップセットが対応していないと137GB以上のHDDの容量を認識しない。今回自作した新PCのマザボ「P5K Premium/WiFi-AP」は、BIOS・チップセットはそれに対応しているが、保有のWindows XPは初期バージョンの為、137GB以上の容量を認識不可。よって以下の方法で解決を図る。
- Windows XP Service Pack 1以降で使用されるATA/ATAPIドライバ(atapi.sys)が必要になるので、現在最新のService Pack 2を適用させる。しかしながら、ことある度Service Packを適用させるのはナンセンスなので、手持ちのWindows XP CDに対してService Pack適用済みブータブル CD を作成し、以後そのCDを利用するのがスマート。作成方法は「SP2 CD作成」などでググれば山ほどHitするので割愛。
「NCQ(ネイティブコマンドキューイング)」はHDDのRead命令を最適化し速度向上を行うもので、有効にするにはBIOS・チップセットが対応していることが条件で、かつHDDをAHCI(またはRAID)モードで動作させる必要がある。なお使用マザボはBIOS・チップセット(intel P35・ICH9R)共に対応している。が、AHCIモードで動かすにはOSインストール時にドライバーが必要だがWindows XPには標準で用意されていないので、XPインストール時に次の方法により導入する。
- Intel社(http://www.intel.co.jp/)のWebぺージにある作製ツール(Floppy Configuration Utility)を使い、FDDを作成(マザボに付属のCDより起動して作成することも可能)。
- BIOSでAHCIを有効(IDEを無効)にし、Windows XPインスト時、このFDDを使いドライバを組み込む。
なお、いずれもWindows Vistaでは問題ないのでBIOSの初期設定を誤らなければ特に手を煩わせることなくインストできる。