あつりんの備忘録♪

日々の出来事や忘れちゃぁならん事などなど、ゆる~く書いていきます♪

金環日食!

日本の広い範囲で金環日食が観察できる、平安時代以来(西暦1080年)932年ぶりの天文ショー!とは言っても、残念ながら長岡市では位置的に金環を見ることが出来ない訳で、不完全燃焼の感は否めません・・・が、食分は0.924と近年見られる日食としては相当大きな欠け方。早起きして家族総出で観測しました♪
さて、日食を観測するには専用の眼鏡やフィルターなどが必要ですが、天候によっては観測自体が出来ない(無駄になる)ことを想定して、ギリギリまで用意していませんでした。先週発表された週間天気予報で今日が晴天とわかり、さて観測用眼鏡をネットで購入しようと思ったら時既に遅しで、どこもかしこも売り切れ状態!在庫があるショップではボッタクリ価格だし、注文しても間に合わなかったりと明らかに自分の準備不足。昨日もスーパーや玩具屋、書店など5店舗ほど探し回りましたが、全て完売していて結局入手できませんでした・・・
よく意味が分からないものの日食があることを知り楽しみにしていた彩乃を落胆させる訳にはいかないし、父親の威厳を守らなくてはいけない事から、昨日夕方から慌てて日食観測Kitを自作しました!

  • 用意するもの

    • ラップやキッチンペーパーなどの長めのダンボール芯(長いほど、映し出される日食が大きくなる)
    • アルミ箔
    • トレーシングペーパー(薄い凸凹の少ない白系の紙であればなんでもOK)
    • 黒い折り紙
    • あとは、セロテープ、鋏、画鋲だけ!
  • 作り方
    • ダンボール芯の片方に、アルミ箔をセロテープで貼り付ける。

    • ダンボール芯のもう片方に、トレーシングペーパーをシワがでない様(ここ大事!)にセロテープで貼り付ける。

    • 貼り付けたアルミ箔の中央に0.5mmの小さい穴(画鋲の先端で一寸刺す程度、シャープペンシルの芯と同じ径)を開ける。大き過ぎると観測できません。ちなみに、この写真ですが実は穴が大き過ぎた失敗作で、この半分の径で十分ですよー。

    • トレーシングペーパーを貼り付けた方に、黒い折り紙を黒色を内側にして筒状に貼り付ける。この時、黒い折り紙をダンボール芯に固定(貼り付け)せず、可動出来るようにしておく事。


    • 見た目は悪いですが、これで完成です♪


要はピンホールカメラの原理で、アルミ箔を日食(太陽)に向けるとトレーシングペーパーに日食が映し出される仕組みです。よって構造上、日食(太陽)が反転して映し出されますのであしからず。尚、黒い折り紙は周りの光を遮り視認性を高める為で、また上下に動かせるので観測者やカメラの焦点合わせが可能なハイスペック仕様(?)となっています!
結論から言うと大成功で日食観測は勿論、写真撮影も出来ました♪専用の眼鏡などに比べれば小さくてボケ気味でしょうが、丸い太陽が欠けている様子がはっきり分かり、彩乃もカミさんも満足してくれて父親としての威厳は守られました!
尚、デジカメに装着して撮影するとこんな感じ。輪郭がイマイチですが、実際はもう少しはっきりと視認できました。



家にある材料だけでこれだけできれば上等でしょう!こんなところで知識と言うか雑学が活きるとは思いませんでしたが、暫くは「お父さん、すごいだろ〜!」と、鼻高々でいられると思います!