あつりんの備忘録♪

日々の出来事や忘れちゃぁならん事などなど、ゆる~く書いていきます♪

「STYLUS XZ-2」のレビュー

先日購入(http://d.hatena.ne.jp/atsurin/20121115/)したオリンパス社(http://olympus-imaging.jp/)の「STYLUS XZ-2」で、色々撮影してみた。JPEG撮って出しのリサイズ(20%)のみです。












レビューの前にスペックです。

  • 1/1.7型 CMOSセンサー、1200万画素
  • 画像処理エンジン「TruePic VI」
  • 開放F値 : F1.8(W) - F2.5(T)
  • ズーム
    • 光学ズーム倍率 : 4倍
    • デジタルテレコン : 2倍
  • 焦点距離 : 28mm〜112mm
  • 撮影距離(レンズ先端より)
    • 通常 : 5cm〜∞(W) / 20cm〜∞(T)
    • スーパーマクロ : 1〜60cm(W端固定)
  • ISO感度
    • オート : ISO100〜ISO12800(カスタマイズ可能、初期設定 : ISO100〜ISO1600)
    • マニュアル : ISO100〜ISO12800
  • 露出補正範囲 : ±3EV
  • 内臓NDフィルター(3段相当)
  • シャッタースピード : 60〜1/2000秒(バルブ : ISO100設定時、最長16分)
  • 連写
    • 連写(通常) : 約5コマ/秒 (AF方式 [S-AF] [MF] 時)
    • 高速連写 : 約15コマ/秒 (AF方式 [S-AF] [MF] 時)(RAW撮影・フラッシュ不可)
  • 3.0型可動式TFTカラー液晶(約92万ドット、静電容量式タッチパネル)
  • 手ぶれ補正 : CMOSシフト方式「DUAL IS」
  • 内臓ストロボ
  • AFイルミネーター
  • 2軸水準器
  • 内蔵メモリ(ユーザー使用領域) : 約39MB
  • RAW形式での撮影可能(RAW+JPEG撮影も可)
  • 1920×1080ピクセルのフルハイビジョン動画撮影(30p)
  • 本体サイズ
    • 113×65.4×48mm(幅×奥行き×高さ)
    • 重量 : 346g(充電池及びメモリーカード含む)
  • 美しく確実にとらえる「iHSテクノロジー
  • 圧倒的な描写力を誇る「F1.8-2.5 i.ZUIKO DIGITAL ZOOM LENS 4X ZOOM」
  • 機能のカスタマイズができる「ハイブリッドコントロールリング」
  • 簡単操作の「ライブコントロール
  • 写真表現の世界を広げるリーニュクレール(?/?)を含む11種の「アートフィルター」と、アートフィルターの魅力を一層高める5種類の「アートエフェクト」
  • 着脱可能グリップ

さて、先ず特筆すべきことはコンデジらしからぬカスタマイズ性の高さ。機能を割り当てられるファンクションボタンが2つあるのは地味に便利だし、モードダイヤルにカスタム設定が2つ設定できるのもGood。「ハイブリッドコントロールリング」の使い勝手もなかなかでマニュアルフォーカスでは重宝。一通り設定しておけばメニューの深い階層まで辿って行く必要が無いのでシャッターチャンスを逃す事は無く、撮影時のストレスは殆どない。更にオートブラケット撮影や高速連写(約15コマ/秒)が可能というのも非常にあり難い。特に高速連写の効果は絶大で、理乃(乳児)のナイスショットが多数撮れるのは嬉しい限り。
あと、なんといっても明るいレンズが素晴しく、これだけで撮影の幅が広がる。コンデジにしてはそこそこのボケを出してくれるし、解像度は広角端から望遠端まで全体的に高く、特に広角端は良好。高感度性能も素晴しくISO1600までは常用できるかなと(そんなに必要ないと思うが)。アートフィルターやエフェクトも面白いし、1cmまで寄れるマクロ性能も利便性が高い。全体としてのイメージはレンズ性能を最大限に活かした痒いところに手が届くハイエンドコンデジといったところで、撮影を楽しむことが出来る反面、オートで撮るだけの人にはハイスペック過ぎで、やや玄人好みというか使い手を選ぶコンデジかと思う。要は宝の持ち腐れになってしまう可能性があり、自分もスキルを磨かなくてはと痛感した次第。
マイナス点としては、コンデジという括りのなかではサイズも重さも大きいこと。やはりポーチに入れた上でカバンに放り込むと嵩張る。またメニューや液晶のタッチ操作がやや分かりづらいだけでなく、一部操作説明が省かれているマニュアル(冊子)はどうかと・・・あとズーム速度が遅いことと、コンデジの宿命だが広角側の樽型歪曲がやや気になる。欲を言えば液晶はチルトではなくバリアングルにしてもらいたかったが、流石にサイズの問題で無理だったか?それ以外にも多少気になる点はあるが、いずれもコンデジであるが故のものなのでトレードオフでしょうか。所詮はコンデジ、一眼には機動性以外に勝てる訳がありませんね。そうそう、バッテリー充電やデータ取り込み時に使用するUSBケーブルが独自のコネクタ仕様(カメラ本体との接続側)になっているのはいただけない。
とは言え、普段撮りや旅カメラとしては勿論、ちょっと気合を入れた写真を撮る場合にも十分活躍でき、幅広いシチュエーションをカバーしてくれる自由度の高いコンデジ。このセンサーサイズのコンデジの中では完成度が非常に高く、スナップ撮りでは現時点で最高のコンデジと言っても過言ではない(褒め過ぎか!?)。また高いボディ剛性と重厚感溢れる質感は個人的には非常に気に入っており、保有する喜びを感じている。
そんな「STYLUS XZ-2」を普段から持ち歩き、カメラのスペックに臆することなく純粋に写真撮影を楽しんでいきたいと思う。