エラーの修復 MSDTC編
一昨日発見したVista上でのエラー修復を行う。先ずはMSDTCについて。
- イベントソース : MSDTC
- MS DTC トランザクション マネージャの開始に失敗
そもそもMSDTCとは、「Distributed Transaction Coordinator」の事でOS標準のサービス。データベース、メッセージキュー、またはファイルシステムなど、複数のリソースマネージャに分散されたトランザクションを調整するのが役目らしく、このサービスが停止すると、これらのトランザクションは開始できず、このサービスが無効な場合は、このサービスに依存するサービスは開始できない様だ。
結論から言えば、通常は個人PCでは分散トランザクションは使用しない不要なサービスなので無効にすればシステムの軽量化にも繋がるのだが、開始に失敗しているので根本的な解決にはならない。
で、ググってみたところ、MSDTC関係のエラーは「MSDTC.exe」の再インストールで修復するとのことなので実行してみた。インストール方法はDOS窓から行う。
- net stop msdtc(MSDTCサービス停止)
- msdtc -uninstall(MSDTC削除)
- レジストリエディタにて「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSDTC」キーを削除
- msdtc -install(MSDTCインストール)
- net start msdtc(MSDTC開始)
エラーの起因は不明だが、取りあえずエラーは修復された。
エラーの修復 Service Control Manager編
引き続き、昨日発見したエラーの修復を行う。次はService Control Managerについて。
- イベントソース : Service Control Manager
- Security Activity Dashboard Serviceの開始に失敗
- イベントソース : Service Control Manager
- Google アップデート サービス (gupdate) サービスの開始に失敗
いずれも実行しようとしたファイルが見当たらない場合等に発生するエラー。
Security Activity Dashboard Serviceは、なんだかさっぱり分からなかったので例の如くググったら、ウイルスバスターのアンインストール後の残骸と言う事が判明。こんなところにまで弊害があるとは驚きだが、原因が分かれば簡単。要はレジストリにゴミがあるだけの話。
- 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Security Activity Dashboard Service」キーを削除。
これでOK。それにしてもウイルスバスターって駄目駄目なんだと改めて痛感。
Google アップデート サービス (gupdate) サービスは、Googleアプリ(Google ChromeやGoogle ツールバー)をインストールすると同時にインストールされる「GoogleUpdate.exe」がWindows起動後常駐・起動して外部サーバへ自動アクセスしアプリのアップデートの確認をするサービス。こちらはGoogle Chromeをアンインストール後、最新版をインストールしたら改善した。レジストリやファイルの破損?タイミングの問題?何が悪かったのでしょうか・・・まぁ結果オーライと言いたいところだったが、エラーではないもののログ中に情報として変なものが新たに出てきた。
- イベントソース : gupdate
- このイベントを発生させるコンポーネントがローカル コンピュータにインストールされていないか、インストールが破損
・・・こちらはもっと分からないので、いっそのこと「GoogleUpdate.exe」を強引に止めることにした。止め方は以下の通り。
- タスクマネージャにて「GoogleUpdate.exe」を強制終了
- レジストリエディタにて「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run\Google Update」キーを削除
- タスクスケジューラに登録されている以下のタスクを削除または無効化
- 「GoogleUpdateTaskUser(中略)Core」
- 「GoogleUpdateTaskUser(中略)UA」
- [管理ツール]−[サービス]内の、「Google アップデート サービス (gupdate)」を「スタートアップの種類 : 無効」にする。
- 再起動
これで変なログが残らなくなった。サービスを新たに登録したいときにはインストールさているGoogleアプリを全てアンインストールし、再度インストールすればいいだけ。面倒ですけどね。
エラーの修復 PlugPlayManager編
更に引き続き、昨日発見したエラーの修復を行う。最後はPlugPlayManagerについて。
これはVistaがスリープ状態から復帰した際に発生したエラーで、デバイスマネージャ上からDVD/CD-ROMドライブが消えてしまう症状が出る。本来はそのデバイスを取り外すための処理が必要なところを、何もしないまま突然取り外されてしまったことを示すエラー。SATA接続しているDVD/CD-ROMドライブが突然取り外された云々や、デバイスマネージャー上から消えてなくなるというのも変なもんだが、実際には不具合は無いので無視して良いエラーだ・・・が、エラーが出るのは精神衛生上宜しくないので修正してみる。
で、頭を過ったのがデバイスドライバというか、Intel社(http://www.intel.co.jp/)の「Intel Matrix Storage Manager」。今現在インストールされているのは、Ver 8.7.0.1007だが、最新版であるVer 8.9.0.1023がリリースされていたので、こちらを導入すればエラー回避できると判断し、早速インストールしてみた。
ビンゴ!エラーが発生しなくなりました!どうやら今日は冴えているみたいですね♪
そんな訳で、Vista上ではイベントビューアに残るエラーは皆無となりました♪今度はXPを検証してたいと思いますが、今日は終了!