あつりんの備忘録♪

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「ALTIUM FC700 MB S-Black/E(S-Version)」のレビュー

「ALTIUM FC700 MB S-Black/E(S-Version)」は、SOLDAM社(http://www.soldam.co.jp/)のATXフルタワーアルミケース。

レギュラーモデルの「ALTIUM FC700」のシャーシ剛性を210%上げ、「MB(MuscleBack)」の称号がつけられたものだ。さらには、「フルフローティングインシュレーター」、冷却ユニット「PCI Express EXHAUST UNIT-Dual Ver.1」、「ドライブベイリーフ」(全てアルミ製)をセットにした限定販売の「S-Version」となっている。尚、販売は既に終了している。スペックは以下の通り。

  • 高さ:510mm 幅:211mm 奥行き:560mm
  • 重量:8.8kg
  • 素材:高品質アルミ素材(A5052P)
  • 5インチベイ:5
  • 3.5インチベイ:2
  • 3.5"シャドウベイ:8(フロントHDDホルダー×6基 / 電源下部HDDホルダー×2基)
  • ケースファン:4基(前面×1(フィルター付き)/ HDDホルダー面×1 / 背面:×2)
  • ファンサイズ:120mm角(WiNDy SS120)
  • 外部接続端子:USB2.0×2、IEEE1394×1(前面)
  • 外装カバー(前面、左右)をローレットスクリューで固定
  • 外装カバーの左右に拡張吸排気ダクトを3ヶ所取り付け可
  • 上記の「S-Version」パーツを搭載

主観ではあるが、SOLDAM製のケースデザインの美しさ・機能美は他社の追随を許さないと言っても過言ではない。デザインは勿論のこと、ケースの作りやメンテナンスのし易さは素晴らしく、アルミの特性を生かした完成度の高いケースだ。旧マシンでも同社製品を使用していたが、同様に感銘を受けたことを覚えている。
エアフロー効率を考えた設計がされ、吸排気・発熱パーツ冷却のバランスは非常に良い。マザボやHDDなど各種パーツを取り付ける際にも簡単に作業できる様に一部をユニット化し、そのユニットには、振動による共振音を発生させない為のラバー製のジョイントパーツを使用している。インシュレーターによる、ケースの低周波共振の防止、静音性・耐震対策も申し分ない。また、細かいところでは、ネジ穴部分の剛性を上げることで潰れたりすることもない等々・・・非の打ち所がない 。
ただ残念ながら、冷却ユニット「PCI Express EXHAUST UNIT-Dual Ver.1」、「ドライブベイリーフ」は自分の環境では取り付けることが出来なかった(自己責任)。また、良いケースを作っているだけにサポートからのレスと、商品納期が異常なほど遅いのが悔やまれる。
ちなみに、アルミ製はスチール製に比べて熱伝導率が高いが、その効果が大きいのは面接触による場合。ケース内のエアフローが確実に行われていればスチールもアルミも大差に影響がないと考えられている・・・が、否!!!最近の拡張スロットを2つ使用するような大型のV/Bでは手で触れないほど発熱量が大きい。V/Bから直接ケース後部に熱伝導(面接触)されケース外へ放熱しているので、間違いなくアルミ製ケースのメリットは軽量やデザインだけではない。質実ともにアルミケースは優れている・・・値段が高いのはあたりまえか?