あつりんの備忘録♪

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「M12 SS-700HM」のレビュー

新しいPCを自作する上で、意外に頭を悩ませたのが電源。過去に電源本体のみを購入した事が無い為、スペック表を見ても善し悪しの判断が難しい。取り合えず必要ワット数をASUS電源用ワット数計算機(http://support.asus.com/PowerSupplyCalculator/PSCalculator.aspx?SLanguage=ja-jp)で調べてみた。
購入予定のマシン構成では、各デバイスコンポーネントのピーク電力消費量は450Wだった。よって余裕を持って、尚且つパーツ増設も考慮して650W程度の出力電源が欲しいと考えた。また、静音化を図るためにも冷却ファンが静かで、作りがしっかりしているものを雑誌やネットで探したところ、「M12 SS-700HM」がHitした。
「M12 SS-700HM」はSeasonic社製のATX電源で日本限定版としてOwltech社(http://www.owltech.co.jp/)が販売している。他の電源に比べると作りの良さは素人目でもわかるし、ネット上での評判もすごぶる良いことから購入に踏み切った。スペックは以下の通り。

  • 最大合計出力:700W(770Wピーク)
  • アクティブPFC回路搭載(力率99%)
  • 出力20%以上の全域で80%以上の高効率を保障、最大85%の高効率を実現
  • 4系統の+12V出力ラインを装備
  • 日本メーカ製105℃電解コンデンサ搭載
  • 高耐久性と信頼性の山洋電気製ファン2基搭載(12cm角ファン×1、6cm角ファン×1)
  • 着脱可能モジューラケーブル採用で無駄なく配線でき、エアフローを改善

で、実際の感想はと言うと、流石は山洋電機製のファンだけあって2基搭載でも非常に静かで放熱・排熱も効率良く行われている模様。モジューラケーブルにより取り回しが楽。ネット上ではコネクタが壊れやすいコメントが見受けられたが全く問題無し。肝心の+12V出力は高負荷時にも揺らぎ無く安定供給している。それなりに高価だったが相応の仕事はしているようだ。
ただ、+12V出力が11.98Vで推移。BIOS上、OS(XP・Vista)上共に同様。故障では無いものの12Vを下回っているのが面白くない。誤差率5%に収まっているし、そもそもマザボBIOSが煮詰まっていないバージョンだけに、正確にデータを拾えていない可能性もある。問題無いのだが精神衛生上、嫌な感じ。また、ファン回転数の検知ができない(仕様)のが心配のタネ。ファンが故障して熱暴走したら・・・ってことは無いと思うが3年保証だから良しとしましょう。
それとパーツ構成が当初の予定より大幅に変更した為、結果的には必要ワット数が650Wと大幅増加した。当初欲しいと思った650W程度の電源云々が見事的中?同シリーズ定格600Wの「M12 SS-600HM」をチョイスしないでホントによかった!