三笠フーズ事件

シェークスピアの「ジュリアス・シーザー」じゃないが、「三笠フーズ、お前もか！」
発がん性カビ毒や有機リン系殺虫剤などの残留農薬に汚染された工業用の「事故米」を安価で仕入れ、「食用」として高く転売、暴利をむさぼった米卸売加工会社「三笠フーズ」。
毒餃子事件で検出されたメタミドホスが今回転売された中国米にも混入、流石はチャイナクオリティ！と冗談はさておき、そんな危険なものを平然と売り捌くとは言語道断。産地偽装とは異なり、食用不可のものを流通させたのだから悪質極まりない。食の安全を根底から揺るがす大事件だ。
また、月1回程度のチェックを少なくても5年以上続けながら不正を見抜けなかった「節穴」農水省も責任は重い。元々の取引の当事者でもある農水省は、早急に安全を証明し消費者の不安解消に努めると同時に、再発防止対策を講じる必要がある。そして国民が納得する形で責任を取らなくてはならない。不正業者の処罰だけで幕引きというのは許されない。
モラルなき業者の作為と行政の無作為の連鎖が、我々庶民の生活を脅かしている現実。日本はどうなってしまうのだろうか・・・