あつりんの備忘録♪

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「ウイルスバスター2010」の動向とインストール方法の確認

昨年9月にリリースされたトレンドマイクロ社(http://jp.trendmicro.com/jp/home/)の「ウイルスバスター2010」だが、ようやく落ち着いてきたものの、相変わらずトラブル続出だった様だ。
今回のメジャーバージョンアップでは、「安心」と「軽快」の更なる追求を行ったらしいが、その割にはインストールが途中で止まるとか、OSのシャットダウンが出来ないとか、IE8上で固まるとか、動作が重い等々、数多くの不具合がネット上で取り上げられており、中には「ウイルスバスターそのものがウイルスなのでは?」と、苦笑してしまうコメントまで出てくる始末・・・
まぁ、そう感じられても仕方が無いのがウイルスバスターシリーズで、毎年恒例の事。それを承知というか、上手く付き合っていくだけのスキルと根性、忍耐力がないといけません。
単純にウイルススキャンとファイアーウォールに特化し、安全且つ軽快に動作するセキュリティソフトの方がPCの負担軽減につながるし、メンテナンスし易くて良いと思うのだが、年々余計な機能が搭載され、重くなってきている以上にシステム不安定化に一役買っている(?)としか思えません。「安心」と「軽快」を謳う前にアプリケーションそのものとしての安定度を高めてほしいものです。
ただ、このウイルスバスターも導入の手筈を間違わず、適切なカスタマイズを行えば問題なく動作することが出来ます(トレンドマイクロ社の回し者ではありませんのであしからず)。往々にしてトラブルに見舞われる半数以上は初期導入ミスが原因であると思われます。
初期導入の基本は以下の6項目です。

  • OSはWindows Updateからサービスパック適用も含めて最新の状況にしておく
  • 旧バージョンは完全にアンインストール(要注意!)
  • 旧バージョンが格納されていたフォルダごと削除(削除できない場合はバックグラウンドで何かが動作しているので要確認)
  • ワンアクション毎にシステムの再起動
  • 新バージョンのインストールは必ず手動で実行(バージョンアップインストール機能はNG)
  • システムの復元は極力行わない(時と場合により有効だが最終手段)

特に旧バージョンを所定の方法に従って完全にアンインストールしてからでないと色々と不具合が発生する可能性大!例えば「ウイルスバスター2009」から「ウイルスバスター2010」にアップデートする際には、「ウイルスバスター2009」の「レンドマイクロサポートツール」(TISTOOL.exe)を起動して、そこから各モジュールをアンインストールしていかなくてはなりません。詳細方法は昨年1月のブログ(http://d.hatena.ne.jp/atsurin/20090115/)を参照の事。間違ってもスタートボタンからのプログラムやコントロールパネルからのアンインストールは勿論の事、「ウイルスバスター2010」をインストールした時に自動実行される旧バージョンのアンインストールを行っては絶対にいけません。
要は、新バージョンをインストールする際には旧バージョンがある意味「ウイルス」に成り下がる(笑)ので、それを完全削除後でないと今後の正常動作が保障されないということです。
この辺を注意すれば一応は正常にインストールが行われ、あとは不必要な機能を無効にすれば問題なく動作する筈ですが、もう一つ大事というか最重要なことがあります。それは、メジャーバージョンアップ後からある程度経過してから導入するということです!これは全てのアプリケーションに言える事ですが、特にウイルスバスターシリーズの場合は経験上、長めのスパン(数ヶ月〜半年)を要した方が良いと思われます。アプリケーションの性格上、致し方がないのかもしれませんがウイルスバスターシリーズはエラーやバグのフィードバック後の改修及びアップデートが遅い気がします。
いずれにせよ、ウイルスバスターシリーズは思いのほか不親切且つ複雑なので初心者にはまったくもってお勧め出来ませんし、既に使用している方においても冒頭に書いたとおり、スキルと根性、忍耐力がないとスムーズな導入や快適に使うことは難しいことでしょう。
当方、ライセンスの残り3ヶ月だし乗り換えも有りなんですが、一回導入すれば大きなトラブルも無く其れなりに使えているので、今週中にでも「ウイルスバスター2010」をインストールしてみて暫く使ってから判断しようと思います。が、いい加減に優秀なフリーの物にした方がコスト的にもシステム的にもメリットがある気がしてやみません・・・
まぁ、半分意地で使いこなしてやるってのが本音なんですけどね・・・安っちいプライドです、はい。