「Alcohol 52%」が動作不可! 其の弐
昨日からの続き。
結論から言うと、無事にインストールでき正常動作が可能となった。要は「Alcohol 52%」が正常起動できないのも、インストールができないのも、全て「COMODO Internet Security」が原因だった。
原因が分かれば後は簡単。以下の手順を踏めばインストールは勿論、「Alcohol 52%」と「COMODO Internet Security」の共存可能となる
- 「Alcohol 52%」をアンインストール。
- 「SPTD for Windows」をアンインストール。
- 「COMODO Internet Security」をアンインストール。
- アンインストールしたアプリケーションが作成したレジストリエントリをレジストリエディタまたはCCleanerなどのツールを用いて削除。
- 「Alcohol 52%」最新版をインストール。
- 「Alcohol 52%」最新版は、必ず公式サイト(http://www.alcohol-soft.com/)からダウンロードすること。
- 「Alcohol 52%」は見た目のバージョンが同一でも実はバイナリの変更が頻繁に行われているので、必ず直前に公式サイトにいって最新版を入手すること。
- このポイントで「Alcohol 52%」が正常起動できることを確認すること。
- インストールや起動が正常に行われない場合は、アンインストール作業が完全に行われていない可能性があるので、昨日(http://d.hatena.ne.jp/atsurin/20101109/)の方法を参考に「Alcohol 52%」と「SPTD for Windows」を確実に削除すること。
- 「COMODO Internet Security」最新版をインストール。
- 「COMODO Internet Security」の設定を行わなかったり誤った設定を行うと「Alcohol 52%」は正常起動しない。
- 「COMODO Internet Security」を起動し、Defense+のルール設定で「Alcohol 52%」を除外設定する。
- 除外設定するフォルダは通常、「C:\Program Files (x86)\Alcohol Soft」。
- 「COMODO Internet Security」を先にインストールし、Defense+を無効にしてから「Alcohol 52%」をインストールする方法は失敗するケースがあるのでNG。
以上で解決!
注意点をまとめると、
- 再インストール前にPC内をクリーンにすること(レジストリエントリなどの残骸を残さない)。
- 各アプリケーションのアンインストールやインストール後の再起動を必ず行うこと。
- 「Alcohol 52%」を先にインストールし、「COMODO Internet Security」を最後にインストールすること。
- 「COMODO Internet Security」の設定を確実に行うこと。
ちなみに、「COMODO Internet Security」のDefense+とは、PC内部で実行されるプログラム(ファイルやレジストリの書き換え、プロセス間通信等)を監視し、未知のウイルスやマルウェアなどの動作制御や遮断を行う機能を持つもの。確かにセキュリティの観点から言えば有効だが、扱いには十分注意が必要かなと。逆に言えば、アプリケーションのインストールが上手く行かなかったり正常起動しない場合には、「COMODO Internet Security」の設定を見直せばクリアできる可能性がある。