docomo ROMの作成
という訳で、結局「Flash Tool」を使用して自前でdocomo ROM(2.3.2)を作っちゃいました♪
作り方は以下の通り。尚、過去に「SEUS(Sony Ericsson Update Sevice)」で初期化を行ったことがある場合にのみ可能。
- 事前準備(全てホストPC上の作業)
- 「Android SDK」の導入(http://d.hatena.ne.jp/atsurin/20110427/)。
- 「Flash Tool」(Ver 0.2.9.1)の導入(http://forum.xda-developers.com/)(X10用だが、ROM作成には支障なし)。
- 「XPERIA arc」用の、「loader.sin」(100,591bytes、CRC16 : DFBF)をダウンロード(ググれば多数ヒット!)。
- ROMファイル抽出
- 過去(2011年7月6日18時以前)に「SEUS」で初期化を行っていれば、「SEUS」をインストールしたフォルダ内に必ずROMファイルが存在する。
- パス :「C:\Program Files (x86)\Sony Ericsson\Update Service\db\********\blob_fs\」(*は変数でランダム)
- フォルダ名 : 「blob_fs」
- ファイル名 : 「FILE_*********」(*は変数でランダム、拡張子無し)
- 「FILE_*********」というファイルが幾つか存在(3〜4つ)するが、それら全てと「loader.sin」を任意のフォルダを作成してコピー。
- 過去(2011年7月6日18時以前)に「SEUS」で初期化を行っていれば、「SEUS」をインストールしたフォルダ内に必ずROMファイルが存在する。
- ROM作成
- 「Flash Tool」を起動。
- メニューから[Adbanced]−[Decrypt Files]に入り、[Decryption wizard]を起動。先に抽出したROMファイルが格納されたフォルダをSource Folderとして、全てのFilesをFiles to convertに移動させて、OKを押下。
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- 暫くするとコンバートが完了し、サブウィンドウで[Bundle Creation]が表示されるので、全てのFolder listをFirmware contentに移動させる。
- Device、Version、Brandingに任意の文字列を入れて、最後にOKを押下。
冒頭で「SEUS」で初期化を行ったことがある場合に限ると書いたが、初期化をしていれば2.3.2のROMファイルがPC上に残っている訳で、それを使用してdocomo ROM(2.3.2)を作成しましょってお話。逆に言うと、初期化の経験がない場合には「SEUS」がサーバーからROMファイルをダウンロードしていないので作成不可だし、更に言うなれば6日18時以降に「SEUS」で初期化をする場合には、サーバーからダウンロードされるROMファイルはroot化が確立されていない2.3.3になってしまい、事実上docomo ROM(2.3.2)が作成できるのは残り数時間しかなかったりします。要するに、
- 6日18時以降は「SEUS」で初期化すると2.3.3になり、現状root化不可。
- 2.3.3のroot化が確立されるまでは、unrootで運用するか、現状の2.3.2で運用の二者択一。
- しかしながら今回docomo ROM(2.3.2)を作成したので、Android OSの新バージョンである2.3.3を適用・試用しても、root化が確立されている2.3.2に「SEUS」を使う事無く何時でも「Flash tool」で戻せる(未検証だが・・・)。
という訳で、保険ができたと言う事です♪数時間後に迫ったバージョンアップで、どう転がってもいい様に準備だけは万全にしておこうと久々に夜遅くまで頑張っちゃいました!あ〜眠い・・・