テザリングの有効化
最新のAndroid OS(2.3.3)にバージョンアップした「XPERIA arc」を精査していたところ、「/system/bin/hostapd」を発見。この「hostapd」とは、アクセスポイントと認証サーバーのためのユーザースペースデーモンで、平たく言えば「XPERIA arc」でテザリングを行うために必要なファイル。2.3.2では実装されていなかった筈だが、なぜか2.3.3にアップグレードしたらオマケ(?)でついてきた模様。
かと言って2.3.3でテザリングが可能かというと、日本国内でNTT docomoから販売された「XPERIA arc」、所謂SO-01Cでは公式に使えないと謳っているので当然ながら設定画面すらなく使用不可能。が、折角お膳立てがあるのだから使える様にしない手はないということで、設定を弄ってテザリングを有効にしちゃいましょうと言うのが今回の趣旨。
方法は以下の通りで、当然root化必須です。また設定を有効にして使用した場合、下手すりゃパケット料金が青天井になるだけでなく、法的にもグレーゾーンな中身なので使い方を間違わない様に十分注意が必要です。いつも通り自己責任で。
- 2.3.3の場合
- 「/system/build.prop」まで展開。
- 「ro.tether.denied=true」 の設定値を「false」にして保存。
-
- 「XPERIA arc」の再起動。
- 2.3.2の場合
- 自前で「hostapd」を用意する。
- グローバル版から抜き出すのが一般的。
- 2.3.3に導入された物が流用できるかは不明。
- 用意した「hostpad」を「/system/bin/」に移動。
- 「/system/build.prop」まで展開。
- 「ro.tether.denied=true」 の設定値を「false」にして保存。
- 「XPERIA arc」の再起動。
- 自前で「hostapd」を用意する。
尚、これは知的好奇心を満たす為だけのものでテザリングを使うつもりは毛頭ないし必要性もない。やるんであれば2.3.2の時にとっくにやってます。そんな訳で直ぐにテザリングを無効にしちゃいました。