あつりんの備忘録♪

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TV-NAVI KITのまとめ

運転中にもTV閲覧やNAVI操作を可能にするTV-NAVI KIT。我が愛車のCR-V(RM4)にはスッタモンダ(http://d.hatena.ne.jp/atsurin/20120411/)(http://d.hatena.ne.jp/atsurin/20120412/)(http://d.hatena.ne.jp/atsurin/20120413/)しながら最終的にはデータシステム社(http://www.datasystem.co.jp/)の「TV-NAVI KIT HTN-81」というキットを導入し現在も有効利用している。運転中のNAVI操作は殆どしないものの、運転中にもTVやDVDを見ることが出来る事から子供には好評で同じ理由から結構な需要がある様だ。その証拠にブログ上だけでなく仲間内からも色々と質問される事が多い。特に、数あるキットの中からどのタイプを選べばいいかという質問が多数を占める。なので、流通しているキットの機能を自分なりに整理すると同時に、これからキットを購入しようとする人の参考になればとまとめてみた。
最初にこの類のキットのザックリとした基本構造。
殆どのNAVI本体は、車両の車速やサイドブレーキパーキングブレーキ)、シフトレバーの信号と連動しており、車速0の場合にTVを見ることが出来たり、サイドブレーキが利いている場合やシフトレバーポジションがD(ドライブ)に入っていない時またはP(パーキング)に入っている時にNAVI操作が出来る様になっている(NAVI本体により確認している信号種類はまちまち)。
これらの信号を強制的にコントロールすることで、運転中(車速0でなく、サイドブレーキも利いていない)でもTVやNAVI操作を行えるようにするのがキットの基本的な仕組み。
尚、最初から全ての信号を切っちゃえば良いと思われるが、NAVIの場合はサイドブレーキ等の信号を誤魔化してしまう(常にサイドブレーキが利いているとフェイクさせる)と、車の現在位置が狂ってNAVIが使い物にならなくなってしまったり距離積算情報に誤差が生じるだけでなく、中にはETCゲートが開かない場合があることからNG。
さて、TV-NAVキットには大きく分けて2種類のタイプがある。

  • 【安価低機能タイプ】車速信号等を遮断するカプラーを噛ます事でTVを常に表示させる物。
    • メリット : 数千円程度と安価で取り付けが非常に簡単。
    • デメリット : 切替(オン・オフ)スイッチがないキットでは排他利用が出来ない。また運転中のNAVI操作が不可ないしは別途追加パーツ導入の必要がある。
  • 【高価高機能タイプ】3万円程度と高価だが、制御ユニットと切替スイッチ搭載で切替スイッチによりドライバーが任意でTVやNAVI操作を運転中でも操作できる物。更に2種類に分類される。
    • <切替タイプ>
      • メリット : 切替スイッチによりTVもNAVIも好きなタイミングで操作可能。全ての機能を制約なく使うことが出来る。
      • デメリット : 非常に高価で、取付も多少面倒。エンジンを切ると全ての機能がオフになり、その都度スイッチ操作が必要。切替スイッチはTVとNAVIの2ボタン。
    • <TVオートタイプ>
      • メリット : TVは切替スイッチ操作することなく常に見ることが出来る。NAVIは切替スイッチにより好きなタイミングで操作可能。切替スイッチはNAVIのみ1ボタン。
      • デメリット : 非常に高価で、取付も多少面倒。TVは常に見ることが出来るものの、一部機能が使えない可能性(排他利用不可)がある。

排他利用と書いたが、車種(NAVI本体)によっては車速信号等をオフにする事で利用できない機能があり、【安価低機能タイプ】のような物は常に車速信号を切っている事になる(切替スイッチがない)ので、カプラーを外さない限りはその機能の恩恵を受けられない事になる。例えばCR-V(RM)のメーカーオプションNAVIの場合、車速連動音量機能(速度が上がると車速に連動して自動的に音量が上がりタイヤノイズなどで音声が聞き辛くなる事を防ぐ)が不能になり、CDの曲名などの音声読み上げもしなくなる。
運転中にNAVI操作は行わない且つ車速連動音量機能や音声読み上げも不要と割り切られるのならば、格安の【安価低機能タイプ】がコスパに優れている。高機能且つ高価な【高価高機能タイプ】の<TVオートタイプ>もスイッチ操作の煩わしさから開放される反面、同じ理由から車種(NAVI本体)によっては車速連動音量機能などが使えない可能性がある。
以上を踏まえた上で予算とニーズの兼ね合いで選択することになるが、TVやNAVIの機能を制約なく可逆でフルに利用したい場合は【高価高機能タイプ】の<切替タイプ>択一となる。