あつりんの備忘録♪

日々の出来事や忘れちゃぁならん事などなど、ゆる~く書いていきます♪

レジストリ最適化ツールの有効性

巷にはレジストリをクリーニングしたりデフラグしてくれるツールが数多く出回っているが、その有効性については正直なところ微妙かなと。
そもそもレジストリには膨大な数(数十万)のキーが含まれており、その中から不要な幾つかのレジストリエントリをクリーニング(削除)したからといってパフォーマンスが劇的に向上するとは思えない。逆に必要なレジストリエントリまで削除してしまう可能性があり、危険極まりない。
また、レジストリはシステムブート時にメモリへ読み込まれ、レジストリの読み込み、書き込みはメモリに対して直接行われた後にディスクへ書き込まれるプロセスをたどることから、レジストリデフラグしたからといって大幅にレスポンスが良くなるとは考えにくい(多少の効果はあるとは思うが)。
断っておくが、レジストリ最適化が無駄だと言っている訳ではない。レジストリの仕組みが分かっていることが条件だが、統合性が取れていないレジストリエントリを修正したり、肥大化したレジストリをスリム化することでシステムが安定する場合もあるし、アンインストールしたアプリケーションの残骸(ゴミ)を取り除くことは「精神衛生上」いい事だと思う。かく言う自分も、この手のツールを「補助的」に使用することがある。
しかしながら、PCが遅くなったからなどと言ってレジストリを最適化するツールを安易に使うのは頂けない。常駐アプリ、キャッシュ、OS・アプリケーション設定、ウイルスやスパイウェアの有無、マシンスペック(容量不足等)、物理的な障害等の確認が先で、それを踏まえた上で初めてレジストリ云々というのが筋。いきなりツールを使ってレジストリの最適化を行うのは順序が違う(それらの最適化やチューニングをほぼ網羅するツールもあるが)。仮に使うにしても過度な期待を持ってはいけないし、リスクが伴うことを承知していなくてはならない。いくらレジストリのバックアップ機能が搭載されたユーザーに優しいツールと謳っていたとしても、初心者が使っていいものだとは思わない。
あくまでも、「レジストリを理解し操作に長けた人が、操作そのものを簡便化させるためのツール」であることを忘れずに・・・