XPの通信速度改善
FTTH(Bフレッツ−ハイパーファミリータイプ)を導入している我が家だが、どうもXPの通信速度が遅いようなので、通信速度測定サイト「ブロードバンドスピードテスト」(http://www.bspeedtest.jp/)、及び「Radish Network Speed Testing」(http://netspeed.studio-radish.com/)にて速度測定してみたところ、下りが20〜30Mbps程度しか出ていない。そこでネットワーク各種設定値を変更してみることに。
まず基本となるRWIN値の求め方は以下の通り。
- MSS = MTU - (TCP header + IP header)
- RWIN = 65535以下のMSS値の偶数倍 × 2の累乗倍の値で設定
BフレッツのMTUは1454(固定)であることから、MSS値は1414(1454 - 40)となり、65535に一番近い1414の偶数倍65044が基準となる。
- 65044 (65044の1倍)
- 130088(65044の2倍)
- 260176(65044の4倍)
- 520352(65044の8倍)
今回は260176と520352の2パターン設定してみる。またAFDのDefaultReceiveWindowの値が既に設定されているとRWIN値よりもAFDの値が優先されてしまうので、削除した後にRWIN値を設定する必要がある。
上記を踏まえた上、各値をフリーソフト「NetTune」(http://members.at.infoseek.co.jp/mimi1014/)にて設定した。設定内容は以下の通り(RWIN値520352の場合)。
- [MTU]
- [Windows XP PPPoE]
- PPPoE MTU : □空白
- [Default TTL]
- Default TTL : 128
- [Web Accelerator]
- Max Connections(HTTP1.1) : 16
- Max Connections(HTTP1.0) : 16
- [TCP Window Size]
- [AFD]
- DefaultReceiveWindow : 520352
- DefaultSendWindow : 520352
- LargeBufferSize : 16384
- MediumBufferSize : 3008
- SmallBufferSize : 256
- TransmitWorker : 32
- [PMTU Didcovery]
- Path MTU Didcovery : Enable
- [Black Hole Detection]
- Black Hole Detection : Disable
結果、RWIN値520352の方が好成績で、下り50〜70Mbps、上り20〜35Mbpsまで通信速度が向上した。この速度はセキュリティサービス(ウイルスバスター2008)をバックグラウンドで起動した状態での測定値の為、実速度はもう少し速いと思われる。まぁ、セキュリティサービスを無効にしての測定は無意味ですからね〜それにしても、何で速度が遅く感じられるようになったのか?また、AFD値が設定されていたのか?原因は不明だが、昨日インストした「驚速パソコン 2007」がどうも怪しいので、こちらの設定も見直しておいた。
尚、上記方法はVistaでは不可能なのであしからず・・・