エクスプローラの表示設定を固定する方法
Vista上のエクスプローラは、フォルダの種類や表示設定を、ユーザー設定(カスタマイズ)を無視して、自動に変更してしまうという、小さな親切・大きな迷惑的な機能がある(XPではユーザー設定を保持)。
例えば、動画ファイル(avi等)が収まっているフォルダを表示すると、フォルダの種類が「画像またはビデオ」のテンプレートに自動に変更され、詳細表示からアイコン表示に切り替ってしまったり、詳細表示の項目が撮影日やタグなど意図しないものに変えられてしまうのだ。
また、自動に変更されたフォルダの種類や表示設定を、手動で変更する(元に戻す)ことが出来ない不具合が発生(Cドライブの最上層フォルダで多発)することもあり、兎に角不便極まりない。
フォルダの種類や表示設定を自動変更するアクションは、残念ながらオプション等で無効にすることは不可。また、カレントフォルダの表示を全フォルダに適用させるオプションが有効にならない不具合もみられることから、レジストリ操作にて解決を図る。
- 全フォルダを詳細表示に戻す方法。
- フォルダの種類や表示設定を自動変更させない方法。
- 下記レジストリを設定する。いずれも展開し「DWORD(32ビット)値」を作成、「BagMRU Size」と名前を付け、値のデータを「1」に設定(自動変更されたフォルダ情報を1つしか保存させないという逆転の発想)。
尚、特別なフォルダである「ドキュメント」、「ビデオ」、「ピクチャ」等の設定は上記方法では変更されず、Vistaデフォルト設定が保持される。